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広報・広聴

平成28年度 入選作品 映像部門(第二席)

公開日:平成29年(2017)3月23日更新日:平成29年(2017)3月23日

第二席

 えどがわ区「巨大台風の脅威に備える ~江東5区大規模水害避難等対応方針~」

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主な内容

近年、集中豪雨による水害が数多く報じられ、地球温暖化によってスーパー台風が本州を直撃する可能性も論じられるようになった。

 その結果起こりうる大規模水害に対し、昨年江戸川区と同じく低地帯に大人口を抱える江東5区が集い検討を始めた手法は「広域避難」。

 なぜ、過去例のない避難手法の検討が必要なのか、現実にスーパー台風が最悪のコースで直撃するシミュレーションの存在を明らかにし、その時何が起こるのか、浸水域内の人口250万人の安全を守るためどのような準備が必要になるのか、専門家の意見を交え、検討内容を紐解いていく。

担当者の声

今年の8月24日に開催された、江東5区大規模水害対策協議会が「広域避難」実施を目指すと発表したことは、マスコミ各社でも広く報じられました。この取り組みを紹介するにあたり意図したことは、

1、前例のない取り組みであり必要性をわかりやすく伝えること、

2、話題が旬のうちに放送することです。

 1については、専門家の解説、スーパー台風の映像借用など海外を含め各方面と交渉を重ねながらリアリティのある素材を揃え、理解を促すためCGも試行錯誤しながら作成しました。

 また2については、24日の取材は分量があり、これを織り込み複数の内部試写・MA・9月1日放映とこなすのはタイトでしたが、どうしても防災の話題が盛り上がる9月1日に間に合わせ、先進的な区の取り組みを伝えたいと考えました。

わかりやすく、タイムリーであることは当たり前ですが、この番組でも丁寧に実現できたのではと感じています。

審査員コメント

●近年の海外のスーパー台風の凄まじい映像から、もし江戸川区がこのような事態に陥ったら…と、区の対策を紐解いていく。専門家の意見を随所に交え過去に例のない広域避難のシミュレーションの必要を説く。時間差の避難、多方面への避難など、パニックを避ける予備知識はいざという時役にたつ。東日本大震災の津波の例もあり、地域の大規模水害の危険性を明らかにし、自治体、住民の意識をあわせて災害に備えることの重要性を強く感じる。(関)

●海抜ゼロメートル地帯が多い江東5区が、スーパー台風などの上陸に備えて共同でとった避難方針は「広域避難」の実施。千葉県や埼玉県にも及ぶ広域避難は過去にその前例が無く、その有効性は完全に立証されたものではないが、他の方法は無いのである。スーパー台風の直撃コースをシュミレーションし検証すると、先行避難→広域避難という2段階の避難が有効だという。更に一度に大勢が避難するのを避けるために、専門家は5区合せて250万人の内100万人位は現場に高所避難などで留まる必要があるともいう。この様な避難方法が現実的かどうかはこれからも検証していく必要があるだろうが、この番組ではCG等映像効果も良く考えられており、喫緊の課題に分かりやすく的確に応えようという意気込みがうかがえた。(高橋)

動画配信

 

日野市「日野市文化財シリーズ『刀剣』」

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主な内容

・日野市の文化財に、新選組副長の土方歳三が愛用した日本刀「和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)」があります。今回は一般的な日本刀の説明を行ってから、和泉守兼定について解説しました。

・前半は日本刀の種類と、制作工程を紹介しました。材料の良い砂鉄が市内の浅川から採取されること。近くに刀匠がいたことは新たな発見でした。後半は、資料館に大切に保管されている兼定だけでなく、市内で有名な他の2振りの日本刀も一緒に紹介しました。

担当者の声

・日野市の保有する全ての指定文化財を紹介したものは、現在まで白黒の写真を掲載した書籍のみでした。しかも20年以上前に作成されたものでした。そこで新たに企画されたのが「映像(動画)」による文化財の紹介です。

・完成した映像は市のホームページに掲載しました。これによって、市民をはじめとして誰もが自由に視聴できるようになり、シティセールス(情報発信)のひとつの役割を果たしています。

審査員コメント

●20年前に白黒写真の書籍のみであった市の指定文化財を動画にする試み。今回は「刀剣」の種類、制作工程、を解説。土方歳三記念館の文化財「和泉守兼定」他2振りを紹介する。近年刀剣ブームでもあり日野市ならではの情報発信となっている。幅広い人たちにアピールするため親しみやすくしているのだと思うが、音楽がやや軽い印象で、もう少しテーマにあっていると良かった。日本刀の鬼気迫る迫力みたいなものを感じたい気がするので。(関)

●日野市の文化財の一つに新選組副長土方歳三が愛用した日本刀「和泉守兼定」がある。この番組では一般的な日本刀の製造工程の紹介と、「和泉守兼定」他二振りの刀の解説を詳しく行っている。まず驚くのが地元浅川の川の水から採取する選良な砂鉄を使って基礎鋼を作る工程である。実は刀剣づくりは昔からの日野の地場産業なのである。鉄を打ち、形を整えていき、最後に美しい刀紋が浮かび上がる。日本刀初心者にも興味を持てるような易しい構成だが、導入の日本刀の種類の説明、名刀と謳われる由来なども興味を惹き、的確な説明NRとマクロ撮影も含めた全体の映像が美しく、保存用動画としての完成度は高い。(高橋)

動画配信

このページに関するお問い合わせ先

広報広聴部  広報課 
電話番号:03-5388-3087