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令和4年4月1日より広報・広聴は政策企画局が、都民情報ルームは総務局が担当しています。令和4年4月1日以降の更新情報は政策企画局ホームページ又は総務局ホームページをご確認ください。

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広報・広聴

平成28年度 入選作品 一枚写真部門(第二席・奨励賞)

公開日:平成29年(2017)3月23日更新日:平成29年(2017)3月23日

第二席

港区 「広報みなと」9月1日号

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担当者の声

 広報みなとは、毎月3回発行しており、毎月1日号では、区内各地区のスポットを掲載しています。

 有名な観光スポットではなく、日常の一部となっている場所を中心に、区内を知りつくしている広報担当の視点で選定しています。港区に長く住んでいる人には「新たな発見を感じてもらえるよう」、また新しい住民には「観光スポット以外にも魅力的な場所を知ってもらえるよう」、紙面を大きく使える縦構図で切り取り紹介しています。

 9月1日号で紹介した「お台場海浜公園からの夕景」は、限られた時間にしか見るができないお台場海浜公園からの美しい夕景を掲載し、「新旧の住民、子どもから高齢者まで、お台場の新しい楽しみ方を知ってもらいたい」という思いを込めて、多くの人の関心を引くよう、構図や撮影時間を工夫しました。

 都会にある海であるいうことを伝えるため、レインボーブリッジの先にあるビル群も悠々と写りこむように、撮影場所を探しました。また、この夕景の色を伝えるために、撮影当日は、日の入りギリギリまで粘りました。

 夕景を見るためにお台場を訪れることは、普段の生活ではなかなか難しいためか、有名な観光スポットではありますが、珍しい景色と感じてもらえたようで、駅や区有施設のラックに置いた広報紙は、他の号より、手に取る人が多かったです。

審査員コメント

●きれいな夕焼けが取れていて、撮影者の技量を感じる。風景写真としては言う事なしだが、第三者にとって「行ってみたくなる・住んでみたくなる」という趣旨がより強くなると良い。(大石)

●綺麗な夕景ですね。シルエットの子供たちも良いアクセントになっています。広報誌は地域の方のみならず、地域外の方たちにも地域の魅力の発信が必要です。この場所に行ってみたくなる作品です。紙面上でも写真の上にテキスト等を最小限に抑えていることも、この写真を引き立てていると思います。これは好みの問題になるかもしれませんが、カメラ位置を若干低くして、シルエットの子供たちを海面の反射に被せると更に印象的な写真になると思います。(板橋)

掲載紙面

 

福生市 「広報ふっさ」1月4日号

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担当者の声

 西多摩地域の伝統的な正月の飾り物である「ミキノクチ」の製作技術が失われつつあるなか、それを引き継いでいる「人と想い」を写真で伝えたいと思ったため。

審査員コメント

●雑然とした背景が臨場感を感じさせる。職人の手元を見たいので、そこも映っている構図だとなお良かった。写真を生かす工夫としては、見せたいものを右下に置く手法もありうる。(大石)

●伝統工芸の職人さん、絵になりますね。写真ではローアングルから職人さんの表情を捉えています。工具、材料の棚が背景になっていることで臨場感がでています。若干、物足りなさを感じるのは、職人さんの手元が隠れてしまってることです。職人さんの製作過程で手をひねる動作時など、少しでも手元が写っていると良いですね。紙面上のレイアウトですが、天井部分をカットして、「ミキノクチの作成風景・・・・」の写真に対するテキストの占める割合を少なくすると、より写真が生きてくると思います。(板橋)

掲載紙面

奨励賞

瑞穂町 「広報みずほ」10月1日号

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担当者の声

 東京みずほブランド。それは、瑞穂町の名産品や特産品、地域の魅力を伝える町の認定品。

 今年度は新しい試みとして、町外から大学生を招き、東京みずほブランドの「魅力の再発見」に主眼を置き、大学生ならではの客観的かつ新しい目線を取り入れ、パンフレットを作成しました。

 この写真は、大学生の取材に同行し、東京みずほブランドの中の「東京みずほトマト」を作るトマト農家の近藤さんが、大学生たちに普段の手入れの大変さや、トマトへの「こだわり」、「熱い想い」を伝えている瞬間を撮影しました。

 本来であれば撮影した8月は、トマトの時期を終えています。近藤さんは、大学生のためにトマト畑を一部、取材用に残してくれていたのですが、残念なことに、撮影日は、台風9号が首都圏を直撃した3日後。瑞穂町にも、農作物などに被害を与えていました。この写真の反対側には、私が本来撮影しようとしていた近藤さんのトマト畑が広がっているはずでした。

 そのような中、大学生が残念そうな近藤さんに「地域の魅力は人の魅力です。トマトが無くても、創り手の皆さんのこだわりや想いを届けて、みずほブランドのファンを1人でも増やしたい」と笑顔で話し掛けると、トマトへの想いが流れるように出てきた近藤さん。

 台風一過の夏の青空をバックに、大学生と近藤さんの温かい取材のやり取りを、自然な雰囲気で表現できるように撮影しました。

審査員コメント

●いかにも学生といった若者と農家というアンバランスさが目を引く。一見して意図が分かりづらかったが、撮影の背景を踏まえて見ると感動的であり、こうした事業をこれからも続けてほしいと強く思った。(大石)

●生産者と大学生、爽やかな笑顔ですね。良い表情を捉えています。笑顔が主体となる写真ですので、順光で撮影したいですね。顔に光が当たった方が笑顔が引き立つと思います。また、「みずほブランド」のパンフレット作成取材と言う事ですが、説明文を読まないとどのようなシーンなのか分かりませんね。一枚写真の場合、写真のみで内容がわかるほうが良いと思います。紙面上では、顔の部分を補正して、表情がわかるようになっています。写真に乗せているテキストも最小限で、スッキリしたレイアウトですね。(板橋)

掲載紙面

このページに関するお問い合わせ先

広報広聴部  広報課 
電話番号:03-5388-3087