平成27年度 入選作品 一枚写真の部(最優秀・第一席)
公開日:平成28年(2016)3月4日更新日:平成28年(2016)3月4日
最優秀
稲城市「広報いなぎ」8月15日号
担当者の声
稲城市では、江戸時代元禄期(1690年頃)から梨栽培が始まり、現在も当市を代表する特産品として受け継がれています。 その陰には、梨生産農家の研究と努力、そして先人の築き上げた大切な伝統を守る想いが代々稲城の梨をつないでいます。 本号では、特集記事として、「梨農家の想い」と「菓子店の情熱」を掘り下げ、大々的に取り上げました。表紙には、梨生産農家の「園主と孫」に出演いただきました。 間もなくの収穫に向け、実を膨らませる梨と、園主の孫への成長を願う眼差しにかけ、キャッチコピーは、「大きくなあれ」と定めました。
審査委員コメント
- 写真単体と、紙面全体の調和が見事。写真そのものは、梨を収穫する家族の、いかにも楽しそうな瞬間が捉えられており好印象。一面が内側の特集記事と有機的にリンクしているのも良い。写真の巧みな活かし方によって、全体的にゆとりを感じる雰囲気となっている。(大石)
- いい写真ですね。おじいちゃんとお孫さん、二人の笑顔が印象的です。梨をつかんでいるお孫さんの手、お孫さんを抱いているおじいちゃんの手が良い対比となっています。紙面上でも、元写真を上手にトリミングしています。写真の上に文字を乗せすぎていないこともいいですね。キャッチコピーも合っています、梨もお孫さんも「大きくなぁれ!」。(板橋)
掲載紙面
第一席
八王子市「広報はちおうじ」10月15日号
担当者の声
「読書の秋」をテーマに撮影した1枚。
図書館のキッズスペースで姉妹が読み聞かせをしているところを撮影した。小さい妹はお姉ちゃんの読む物語に夢中。お姉ちゃんは小学校に通い始め、最近本をスラスラ読めるようになったとのこと。
この表紙を見て「やっぱり本っていいな」と感じ、読書をするきっかけになってもらえればと思った。
審査委員コメント
- 文字の配置、紙面のレイアウト全体と写真とが見事に調和している。構成力が素晴らしいため、表紙のデザインに煩雑さをまったく感じない。広報写真というよりは、ややイメージ写真寄りの印象を受けるが、優れた作品であることに変わりない。(大石)
- とても良い写真ですね。姉妹、本の配置、被写界深度を浅めにした手前の本のボケ具合が絶妙です。二人の柔らかい表情もいいですね。有料の「ストックフォト」にあるような完成度の高い写真です。紙面上では、壁のスペースを有効に活用していますし、広報誌のタイトルロゴの色を合わせてオシャレな仕上がりになっています。八王子広報はいつも写真を大切に扱っていますね。あえて言うとすれば、お姉さんの頭上テキストに窮屈な印象があるということでしょうか。今後も素晴らしい広報紙を期待しています。(板橋)
掲載紙面
このページに関するお問い合わせ先
広報広聴部 広報課
電話番号:03-5388-3087