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令和4年4月1日より広報・広聴は政策企画局が、都民情報ルームは総務局が担当しています。令和4年4月1日以降の更新情報は政策企画局ホームページ又は総務局ホームページをご確認ください。

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広報・広聴

平成25年度 入選作品 映像部門

公開日:平成27年(2015)3月30日更新日:平成27年(2015)3月30日

最優秀

羽村市 「面打 新井達矢」

面を掘っている様子

面に色を塗っている様子

作品「若女」の写真

時間・制作方法

15分・自主制作

主な内容

羽村市内在住の面打師、新井達矢氏の活動を追った特集番組。新井達矢氏の面作りに対する姿勢、面が完成するまでの一連の制作工程を取材した。

担当者の声

テレビはむらで毎年企画している新春特別番組の、平成25年1月放映の番組(「新春特別番組市長と語ろう2013」)にゲストとして出演していただいた面打師新井達矢氏の最近の活動を広く羽村市民に知ってもらおうと制作した特集番組。

新井達矢氏の多くを語らない朴訥な人柄を表現するために、ナレーションやBGMを入れず、新井氏が持っている独特の世界観を表現した。

審査委員コメント

  • 市内在住の面打師の活動を追った特別番組。制作意図に「新井氏の朴訥な人柄を表現するためBGMを排した」とあるがまさにそれが成功して、若くして道を究めようとする新井氏の素顔と面打ちの興味深い行程を良く伝えている。インタビューの質問の部分をタイトルにして、彼の言葉だけが聞こえてくるところ、無音の中に引かれる絵筆の緊張感もすばらしい。黒バックに配された作品も際立っていた。(関)
  • 羽村市在住の面打ち師新井達矢氏の最近の活動を追った迫真のドキュメント。氏の朴訥で清々しい人柄や卓越した面打ちの技術が画面から滲み出してくる。 BGMが無いのも効果をあげているし、随所に挟み込まれるクロースアップの手元が美しい。面に最後に魂を入れる筆さばきには緊張感が伝わり感動した。(高橋)

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江戸川区 「えどがわ区民ニュース 平成25年8月1日号特集 歴史が彩るにぎわいの水辺 ~生まれかわる新川~」

生まれかわる新川

時間・制作方法

22分・委託制作

主な内容

江戸川区内を東西に流れる「新川」は、江戸時代に開削・改修された一級河川である。この新川の開削の理由や由来などを、区民の歴史研究会の皆さんと紐解き、知られざる地域と新川の関わりを明らかにしていく。

しかし近代に入り、地盤沈下や水質の悪化で新川と地域の縁が切れてしまうこと、これに対し護岸耐震化と併せた環境整備が進められ、地域住民の活動も盛んになってきていることを紹介する。

地域と行政が協力し、まちのシンボル新川を盛り上げていこうとする様々な取り組みを通し、川の将来像を考える。

担当者の声

今回の番組は、新川の歴史や古くからの地域との関わりを区民の皆さんに知ってもらうこと。また、その歴史を踏まえつつ、新川の輝きをさらに増そうとする地域の皆さんの活動や区の取り組みの紹介を通し、新川はわがまちの誇るべき財産であるという認識を視聴者に持ってもらうことを意図し制作しました。

まちの価値をわかりやすく提示し、住民の満足度を高めることは行政広報の役割と普段から考えていますが、この番組もそうした考え方に沿うものです。

そのため、地域の方による講談を織り込み、資料映像をふんだんに使うなど興味を引くよう工夫を加え、現在行われている活動もボランティアの皆さんの意図が伝わるよう丁寧な取材を心がけました。

審査委員コメント

  • 区内を東西に流れる新川。関ヶ原の講談から始まり家康の命で作られた新川の歴史をひも解く工夫は秀逸。歴史から検証することで、現在の環境整備の必要性を強く感じさせるつくりとなっている。史談会の方々や昔を知る人々の証言は目に浮かぶようにリアルであり、一度輝きを失った新川から多くを学び、誇るべき財産として磨きをかけていこうという区長の思いも良く伝わってくる。(関)
  • 江戸川区内を流れる「新川」の過去から現在までの全てが分かる、楽しくためになるドキュメント。地元の方の講談で語られる新川の波乱万丈の歴史と再生も、改めて知ると興味深い事実に満ちている。随所に見られる字幕のフォローも適切で分かりやすい。「史談会」ほか、新川を愛する住民パワーがこちら側にもひしひしと伝わってくる。(高橋)

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第二席

台東区 「たいとう浮世絵めぐり~浮世絵に描かれた台東区~」

浮世絵に描かれた台東区

時間・制作方法

20分・委託制作

主な内容

ナビゲーターと区民レポーターの二人が、歌川広重らの浮世絵に描かれた場所を訪れ、現在の風景と対比させながら、今も残る名所、言い伝え、また現在は消えてしまった風景等をレポートしていきます。

担当者の声

上野・浅草を中心とする、現在「台東区」と呼ばれる地域の風景が、「浮世絵」のモチーフとして多数描かれていることを多くの方に周知し、それをきっかけとして区内を散策したり、歴史にふれてもらうことで、「台東区」の魅力を再発見してもらいたい。

審査委員コメント

  • 台東区にこれだけ沢山の浮世絵に描かれた名所があるとは驚いた。ナビゲーターと素人代表の区民レポーターと良いコンビになっていた。残っている風景、消えてしまった風景それぞれの解説が行き届いていて、広重の独特な俯瞰の視点、大胆なトリミング、現在とは違う地名の表記など興味深い点が数々紹介される。有名ではない浮世絵の中にも名品が数々あることにも気づかされた。(関)
  • 歌川広重らの浮世絵をもとに、絵の描かれた場所をリポーターが訪れ、現代の風景と重ね合わせていく好企画。隅田川沿岸を中心に、真乳山、浅草寺、首尾の松、上野山内月の松などの現在の姿を紹介、なるほどと思わせてくれる。この様な企画にありがちな堅過ぎる印象は無いのだが、やや細部に入りすぎて浮世絵中級者以上でないと理解できない箇所も散見された。(高橋)

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第二席

品川区 「品川歴史探訪 大森貝塚とモース博士~日本考古学の出発点」

大森貝塚とモース博士~日本考古学の出発点

時間・制作方法

10分・委託制作

主な内容

1877(明治10)年に 来日したモース博士は、汽車で横浜から東京へ向かう途中、大森駅をすぎたあたりで、左側の車窓から貝殻の露出している崖を見つけ、直感で古代の貝塚であると見抜いた。モース博士によって発掘調査が行われたこの場所が、のちに日本における考古学発祥の地と呼ばれることになる「大森貝塚」だった。

この「大森貝塚」の発掘場所を巡って、品川区と大田区それぞれに石碑が作られるなど長らく物議を醸してきたが、1984年の品川区側の発掘調査で、モース博士が発掘したものと同じ縄文時代後期の貝塚が発見されたことで、論争に終止符が打たれた。「大森貝塚」とモース博士を中心に、その歴史とエピソードを紹介する。

担当者の声

品川区には、考古学の時代から昭和まで、重要な歴史の舞台となった史跡や記念碑、墓碑等が多く残されている。それらに関する物語を紹介するとともに記録に残すことを目的に、品川歴史探訪シリーズを作成。今回は、モース博士と大森貝塚を取り上げ、あわせて品川歴史館、大森貝塚遺跡庭園を紹介した。

審査委員コメント

  • 区内に多く点在する史跡、記念碑を解説する品川歴史探訪シリーズの一編。今回のテーマは、かの有名な大森貝塚であるが、詳しい事は多くの人が知らないであろう。日本における考古学発祥の地ともいわれる歴史的価値を資料を元に多面的に解説。さらに縄文時代からの歴史も織り込まれ、改めて歴史の奥深さを痛感させる。品川歴史館、大森貝塚遺跡庭園の存在も知り訪ねてみるきっかけとなる。(関)
  • 1877年(明治10年)に来日したアメリカの動物学者エドワルド・モース博士が、横浜から新橋へ向かう車窓から発見したのが大森貝塚である。その後発掘され、日本における考古学発祥の地と呼ばれるようになった。 番組ではこの大森貝塚を中心に品川区の豊富な史跡、記念碑などの歴史遺産を、品川歴史館、大森貝塚遺跡庭園などを訪れ、丁寧に紹介している。全体に必要な情報が整理して構成されていて分かりやすく興味をそらさない。(高橋)

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このページに関するお問い合わせ先

広報広聴部  広報課 
電話番号:03-5388-3087