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パパズ・スタイル〜男性の「家事」「育児」をみんなで応援〜

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男性の家事・育児参画の調査データを読む

1日の夫婦の家事・育児時間を見ると…

東京男子は全国平均を上回るも
依然、ママには水を空けられたまま

6歳未満の子供がいる世帯の夫・妻の家事・育児関連時間についての調査

 日本も若い男性を中心に、「男性も家事や育児をやって当たり前」と考える人が増えてきました。実態はどうなのでしょうか。
 総務省の社会生活基本調査で男性がどのくらい家事・育児をしているかを可視化したデータがあります。6歳未満の子供がいる家庭の「夫と妻の家事・育児関連時間」を比べたものです。パパの1日平均でどのくらい家事や育児に使っているかというと、全国で1時間23分、東京だけで見ると2時間1分と、全国を上回っています。ただし、妻の家事・育児時間は全国で7時間34分、東京で7時間5分とその差はまだまだ大きいのが現実です。

土屋さん

「確かに東京のお父さんたち、頑張っていますね! 夫が家事・育児を楽しむと家族が笑顔になるということを多くの方に感じてもらいたいです。でも細かい数字を見ると、夫の分担が足りていなさそう。まだまだ伸びしろがあるということですね」

しかし海外と比べると…

先進国に見る家事・育児の時間
家事の男女差が格段に大きい日本

夫の家事育児関連時間の国際比較

 男性が家事や育児に費やす時間を国際比較してみると、日本は北欧のスウェーデン、ノルウェーの3分の1、英仏の半分ほどと、その少なさが際立ちます。一方、女性の家事や育児への負担は、突出しており、夫婦の家事・育児の偏りを考えると、早急に改善しなけばなりません。

土屋さん

「北欧などと比べ、男性の家事のスキル不足を感じます。家事を面白がっていかに効率を上げるのか、仕事と同じでカイゼンが必要ですね」

ママがパパの家事・育児についてどう思っているかというと…

ワンオペ育児である現状を変えたい!

「ワンオペ」についての調査結果

 家庭で育児や家事を一人で背負っている状態は、最近では「ワンオペ育児」と呼ばれています。「育児家事について、自分自身が『ワンオペ』状態になっていると思いますか」という質問に対して、「(家事・育児を一人で背負う)ワンオペ状態だと思う」と「ほとんどワンオペ状態だと思う」というママの合計が64.4%を占めているというアンケート調査結果もあります。(平成29年6月日経BP実施)。現状を9割近くが変えたいと思っている実情が浮き彫りに(データ5)。コミュニケーションを図って、ワンオペ解消を図りたいですね。
 「あなた家事をする人、私働く人」などときっちり役割をつくらずに、お互いが両方を担い合えば、気持ちはずっと楽になるのではないでしょうか。

土屋さん

「なんと……。『現状を変えたいと思っているが、変わらないと思う』と諦めている妻の多いこと。男性が意識を変えていかないと、妻や子供から笑顔が消えてしまいますね」

夫婦のコミュニケーションが大事

コミュニケーションを取ることが
夫婦お互いのためになる

育児ストレスについての調査結果

 「夫婦のコミュニケーションと育児ストレスに関するアンケート調査があります。(平成29年9月ピクスタ実施)。「育児ストレスを感じることがありますか?」という問いに妻は87.1%、夫は72.1%とともに育児ストレスがあると回答、特に妻35.1%が「頻繁にある」(夫は17.6%)と答えています(データ6)。妻の方が育児に関してストレスを抱えていることが多い、というのが現状のようです。
 「ストレスを感じる時にどんな反応をして欲しいか」の質問には、「共感してくれる(67.0%)」という回答が、夫に比べ、妻のほうが、格段に多いという結果も出ています(データ7)。共感、承認など、受け入れられる安心感で、育児を含めたストレスを減らせるのではないでしょうか。一般に男性は会話に論理や課題解決を求めがちですが、もっと、お互いがパートナーの気持ちに寄り添ってみること。「ストレスを軽減する」「円満な夫婦生活を実現する」。その秘訣は、お互いを認め合う、親密なコミュニケーションにあります。

土屋さん

「妻は育児を含め、いろいろストレスを感じていると思います。夫としてコミュニケーションをとっていくことが、お互いのためにもなると、思います」

パパたちにエールを!vol.1

発想の転換で家事・育児が面白くなる

土屋礼央さん (ミュージシャン、ラジオパーソナリティー)

「妻と家事や育児を分担することって、年金と一緒だなあ」。これ、最近分かってきたことです。コツコツ積み重ねたものが、後で年金のように返ってくる。今どれだけ家庭のことをやって、お互いに感謝の気持ちを持てるかが、子供が巣立ってまた二人の生活に戻ったときの信頼関係につながるんだな、と。 

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僕には6歳の息子がいますが、生まれて最初の2年くらいは何をやればいいか分からなくて、妻に怒られまくり、指示されまくりの日々でした。「俺だって頑張っているのに、理不尽もいいところだ」と思っていましたが、妻が僕のダメなところをたくさん指摘してくれたおかげで、「妻は夫に何をして欲しいのか」についてのデータが蓄積されました。

そして、子供に対する責任は夫婦で半々だとはいっても、今の日本ではどうしたって男性より女性の負担が大きいことも分かった。その時点で、「俺だって育児をやっている!」は成立しないと自覚できました。育児をしている妻の負担をどれだけ軽くできるか、そのためにどう先回りして行動すればいいか。今も日々考え、更新しています。

とはいえ僕も以前は、家庭のためにいそいそと帰っていく男性のことを「仕事を何だと思っているんだ!」とイライラしながら見ていました。でも息子が生まれたことで、自分の中のプライオリティーが変わったんです。

親には、子供を社会に送り出すまで面倒を見る責任があって、それは自分の夢ややりたいこととは別次元のこと。仕事で自分の代わりはいくらでもいるけれど、息子の父、妻の夫は世界で僕だけ。家庭人としての自分こそ、代えがきかない「仕事」。そう気づいた時点で、「家族のために生きよう」が人生の最優先事項になりました。

うちはあえて家事・育児の分担は決めず、妻にしかできないこと以外は、なるべく僕がやってあげたいという気持ちで生きています。いつの間にか食器が洗い終わっていて、ゴミがまとめられている。お風呂から出てリビングに来てみると、先に上がっていた息子の髪がドライヤーで乾かされて、歯磨きまで済んでいる。それで妻が「おっ」と驚いたら経験値50アップ。そんなふうにゲーム感覚で動くと楽しかったりしませんか?

しなきゃと思えばストレスになるけれど、何でも発想の転換で面白くなる。責任を自分の喜びに変えられるかどうかが鍵です。僕の理想の未来は、夫婦で仲良く豪華客船で世界一周すること。家事や育児をやることが、将来のリラックスや幸せにつながる。結局は自分のためでもあるんです。

 僕たちは、とにかくいっぱい話し合うことを大切にしています。だいたい週に1回、夜に息子を寝かしつけた後にじっくり1、2時間。夫婦はこうしたほうが絶対楽しいよね、お得だよねっていう話をしながら、お互いの関係性をバージョンアップしています。

忙しくてほとんど会話がないと、「あれやっておいて」という指示や業務連絡になっちゃう。それを、いかに共感し合う方向に持っていくか。あとは、嘘でもいいから「ありがとう」「おいしい」と口に出すことも大切です。相手が喜ぶ存在でい続けようと思うための行動だから、罪悪感を持つ必要はありません。とにかく照れずに褒め続ける。これだけで老後は超ハッピーです。

毎日仕事から帰るのが遅くて、子供の寝顔しか見ていないというパパの場合も、自分自身が最大限できることを見つけるところから始めていけばいい気がします。「妻を助けられることは何かないかな」って探す姿勢が大事だし、きっとそれは相手も感じ取ってくれますよ。

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パパと息子のブルース
連載! エイイチ漫画『パパと息子のブルース』 ただ今、5歳の息子を子育て中です!

泣けて、笑えて、驚いて、、、。そんな息子エイジとの日常を描く子育て漫画を連載します。

エイイチ著者紹介
プロフィール

エイイチ

東京のデザイン会社にて20年勤めた後、フリーランスのイラストレーターに。日経DUALで漫画『健気なボクと毛無毛なパパ』を連載中。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭インターナショナル・ショートフィルム・ショウケース部門優秀アニメ賞を受賞するなど、アニメ、漫画、イラストの制作で頑張るパパ。

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