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東京都歌
制定年 昭和22年
原田 重久 作詞
深尾 須磨子 補作
加須屋 博 作曲
| 1. | あさみどり とぶはとの おのづから 生産の 大東京 |
すみたるそらに しろきつばさも 平和のしるし ちからにみちて きょうもあけゆく |
| 2. |
あたらしき とうざいの そだてゆく えいえんの 大東京 |
政治のみやこ 文化のすいを 自由のひかり りそうにもえて きょうもあけゆく |
| 3. |
うつくしき ゆたかなる 黒潮の あめつちの 大東京 |
われらのみやこ みどりのそのに ひびきもかよう はてなきところ きょうもあけゆく |
東京都歌制定について
1 制定理由
昭和18年7月、東京府と東京市が合併し東京都が発足し、初代都長官に大達茂雄氏が任命される。
戦時中の都制発足のため、都歌の制定は、事実上出来なかった。終戦後まもなく(昭和21年10月)
東京都歌を制定することになった。
2 担当局
民生局(現・福祉局)が担当する。
局 長 上平正治
厚生課長 藤本 勝満露
生活係長 中野 広
以上が中心となって都歌制定の事務を行う。
3 都歌制定審査委員の任命
昭和21年10月下旬朝日新聞社等に委員の氏名、住所調査のため出張し、次の各氏を任命する。
委員長 小宮 豊隆
委 員 山室 民子
深尾 須磨子
信時 潔(作曲家)
橋本 国彦
上平 正治
藤本 勝満露
中野 広
なお、この他に東京都議会議員3〜4名が任命された。
4 委員会の進行内容
昭和21年11月8日桜田会館において、第1回審議会開催で募集要綱が決定。
先に作詞を募集することとし、締め切りを昭和21年12月末とし、全国紙にて周知する。応募作詞は、
6,532作になり、綴込みも1千冊を数える。
予選通過作は、71作。
昭和22年1月下旬、数回の審議会により2月6日に当選作を決定。2月10日、新聞発表。また、この
当選作詞による作曲募集を発表。応募締め切りを3月上旬と決定。
作曲の予選審査は、信時委員・橋本委員が主に当たり、3月下旬までピアノは橋本委員、男声は柴田睦陸、
女声は林路子の各氏が加わり、三田の東京都吹奏楽団練習場において審査の結果、当選曲を決定。
5 東京都歌発表
◎ 昭和22年4月上旬、新聞発表。
◎ 記念演奏会
日 時 昭和22年4月19日 午後1時
会 場 日比谷公会堂
第1部 授賞式
作詞入選 原田 重久
作曲入選 加須屋 博
賞状、記念品、賞金の授与
第2部 東京都歌発表
演奏 東京都吹奏楽団(現・東京消防庁音楽隊)
指揮 楽長 内藤清五 氏(元・海軍軍楽大佐)
歌唱 中山悌一 氏(当初、柴田睦氏を予定していたが、病気のため中山氏が出演。)
合唱 東京音楽学校女子学生
合唱指揮 城多又兵衛
第3部 アトラクション 未封切洋画上映
6 歌詞
全詞ひらがなのものを、深尾須磨子委員が現在の歌詞に補作した。
また、曲も高田三郎氏が編曲にあたり、現在の楽譜に内藤清五氏が行進曲に編曲した。
東京市歌
制定年 大正15年
高田 耕甫 作歌
山田 耕作 作曲
| 1. | 紫にほひし武蔵の野邊に 日本の文化の華さきみだれ 月影いるべき山の端もなき むかしの廣野のおもかげいづこ。 |
| 2. |
高樓はるかにつらなりそびえ 都のどよみはうづまきひびく 御座のもとなる大東京の のびゆく力の強きを見よや。 |
| 3. |
大東京こそわがすむところ 千代田の宮居はわれらがほこり ちからをあわせていざわが友よ われらの都にかがやきそへむ。 |