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文化振興

第3回 東京都の文化施策を語る会

公開日:平成25年(2013)1月15日更新日:平成25年(2013)1月15日

会議開催状況

日時

平成17年5月24日(火) 13:30~15:30

場所

トーキョーワンダーサイト

出席者

福原座長・今村委員・岡本委員・柏木委員・平田委員 ・太下専門委員・大友直人ゲスト委員(指揮者・東京文化会館音楽監督)・東京都事務局

テーマ

文化事業・文化活動への支援のあり方

主な発言

(1)行政(都)の役割について

  • 本来は大学の役割であろうが、行政としても、劇場マネジメントのプロの養成の役割がある。参考として、アメリカではホテルマネジメント学校が100校あるが日本にはない。アメリカの観光に対する姿勢が伺える。
  • 受け手の批評性も育てる必要がある。表現する人たちに予算をつける必要もあるが、受け手のリテラシーを高めるための予算もつけてはどうか。
  • 『文化の多様性』を確保することが行政の役割。市場原理に委ねれば、ハリウッド映画だけとなり、多様性が確保できない。

(2)若手支援・国際交流について

  • 東京は、海外との外交文化政策の窓口になるべき。演劇の分野で海外からの受け入れに関して、共同作業等の窓口がない。
  • 20代~30代の外国の若手アーティストを招き、共同作業をさせる。若いうちは友情だけで作品を作るので、安く済むので、是非投資をして欲しい。
  • 外国人にとって東京は物価が高く、特に住居面でのサポートが必要。
  • トーキョーワンダーサイトは、新たに渋谷にも拠点をつくり、海外との若手交流について様々なプログラムを組んでいる。

(3)改革の方向性について

  • 都民芸術フェスティバルの目的にある、鑑賞料金の低廉さの重要度は低下していない。芸術は生きる希望を与えるものであり、社会的弱者にこそ芸術文化が必要。1公演2,000円程度が文化に親しむ目安金額。
  • 芸術文化の「成果」は数年後でないと出るものではなく、単年度で判断できない。長期的な視野を監査などがどう担保するのかが疑問。
  • 鑑賞料金を安くしても観ない人は観ない。都民が観やすくするための方策を併せて講じる必要がある。特に、子どもたちは、受け手としてのリテラシーを高める必要がある。
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