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文化振興

旧小笠原邸

公開日:令和4年(2022)11月2日更新日:令和4年(2022)11月2日

旧小笠原邸保存活用事業について

  • 所在地:新宿区河田町10番10号
  • 延床面積:1,106.4平方メートル
  • 建築年:昭和2年竣工
  • 構造:RC造、地上2階、地下1階
  • 設計:曾禰中條(そねちゅうじょう)建築事務所

旧小笠原邸外観

概要

 旧小笠原邸は、昭和2年に小笠原長幹(ながよし)伯爵邸として建築されました。
 スパニッシュスタイルで構成された外観は、スペイン瓦や特製タイルの装飾壁面などにより、優美な雰囲気を醸し出し、近代の住宅建築を語る上で貴重な特色を残しています。
 内部は、各室の配置により当時の華族の生活の在り方が窺えます。特に喫煙室の意匠については、わが国では珍しいイスラム様式の装飾が施され、大理石モザイクタイル貼りの床、彩色漆喰彫刻の壁などの仕上がりは高く評価されています。
 このように、旧小笠原邸は、昭和初期に建築された文化的、建築史的に貴重な建物ですが、老朽化が進み、修復工事が必要な状態となっていました。そのため、修復工事の実施と工事費用負担を条件として、公募により選定した民間事業者に貸し付けることにより、その豊富な経験とノウハウを活かし、歴史的建造物のもつ文化的価値と魅力の再生を図っています。

イスラム様式の装飾が施された喫煙室

旧応接間(ラウンジ)

 

沿革

  • 昭和2年 小笠原長幹(ながよし)伯爵邸として竣工
    昭和23年 米軍接収
    昭和27年 米軍接収解除後、法務省から都が買収
    昭和28年 福祉局中央児童相談所として使用開始
    昭和50年 建物老朽化のため、中央児童相談所が移転
    以後、保存・活用手法について検討・協議を重ねる
    • 平成12年 保存活用事業実施方針の決定を受け、借受者を公募・選定(第1期)
      平成14年 修復工事を経て、レストラン「小笠原伯爵邸」としてオープン
      平成16年 東京都景観条例に基づく「東京都選定歴史的建造物」に選定
      平成24年 平成25年度から10年間の借受者を公募・選定(第2期)
  • 令和4年 令和5年度から10年間の借受者を公募・選定(第3期)
    • ※第3期の借受者の公募の結果についてはこちらをご参照ください。

このページに関するお問い合わせ先

文化振興部  文化事業課 
電話番号:03-5000-7237