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文化振興

リオデジャネイロにおける文化発信事業

公開日:平成28年(2016)10月5日更新日:平成28年(2016)10月5日

リオデジャネイロにおける文化発信事業

 東京都とアーツカウンシル東京では、東京2020オリンピック・パラリンピックの文化プログラムの先導的役割を果たす、リーディングプロジェクトを平成27年度より実施しています。今年度は世界中の注目が集まるリオデジャネイロ2016オリンピック・パラリンピック競技大会時に現地において、3つのプログラムを開催しました。

 

1.開催内容

(1)東京キャラバン

 劇作家・演出家・役者である野田秀樹氏の発案による、多種多様なアーティストが出会い“文化混流”することで、新しい表現が生まれるというコンセプトを掲げた新たな文化ムーブメントです。2016年夏、オリンピック開催に湧く、リオデジャネイロで、才能溢れる様々なジャンルの日本人のアーティストが、現地のアーティストと出会い、国境、言語、文化や、それぞれのジャンルを超えた文化混流ワークショップを行いました。ブラジルを出発点として、東京キャラバンは仙台、福島、国内外各地に出現し、「文化大サーカス」を繰り広げていくとともに、国や地域を越えた交流を、継続的に図っていきます。 

■CULTURE & TOKYO in RIO内「東京キャラバン」概要

・期間

 2016(平成28)年8月18日(木)~21日(日)

 

・会場

 パソ・インペリアル(Paço Imperial)

 

・入場料

 無料

 

・監修

 野田秀樹(劇作家、演出家、役者、東京芸術劇場芸術監督)

 

・参加者

 東京スカパラダイスオーケストラ(ミュージシャン)、津村禮次郎(能楽師)、井手茂太(振付家)、原摩利彦(音楽)、演劇アンサンブル

 

・ブラジル参加アーティスト

 Arto Lindsay(ミュージシャン)、Arto Lindsay氏のコーディネートによるブラジル在住のアーティスト 

 

(2)TURN

 アーティストの日比野克彦氏による監修のもと、異なる背景や習慣を持ったさまざまな人々との出会い方、つながり方に創造性を携え働きかけていくアートプロジェクトです。

 「CULTURE & TOKYO in RIO」では、日本及びブラジルを拠点に活動するアーティストたちが伝統工芸を携えて、サンパウロに滞在しながら福祉施設に通い、入所者の日常に触れながら関わり合っていく交流プログラムを実施しました。そして、そのプロセスを通して生まれた作品等をパソ・インペリアルに展示するともに、ワークショップやカンファレンス等を開催しました。 

■CULTURE & TOKYO in RIO内「TURN」概要

・期間

 2016(平成28)年8月18日(木)~9月7日(水) 12時00分~19時00分

 

・休館日

 月曜日

 

・会場

 パソ・インペリアル(Paço Imperial)

 

・入場料

 無料

 

・監修

 日比野克彦(アーティスト、東京藝術大学美術学部長・美術学部先端芸術表現科教授)

 

・参加者×福祉施設×題材

参加者 福祉施設 題材

 ジュン・ナカオ

(アーティスト/ブラジル)

憩の園

 ブラジルの伝統的な籠編み(セスタリーア)

 タチ・ポロ

(アーティスト/ブラジル)

こどもの園  江戸つまみ

 五十嵐靖晃

(アーティスト/日本)

PIPA   江戸組紐

 瀧口幸恵

(ワークショップファシリテーター/日本)

Monte Azul  東北切り紙「きりこ」

 

(3)TOHOKU & TOKYO in RIO

 リオデジャネイロのライブサイトステージにて“東京”と東日本大震災の被災地 “東北”の復興と世界に向けた感謝をアピールしました。東京からは、江戸文化を現代に受け継ぐ伝統芸能「江戸鳶木遣り」、東北からは、土地を浄め鎮魂を意味する郷土芸能「じゃんがら念仏踊り」(福島県)と「鬼剣舞」(岩手県)が一堂に集結。また、日本とブラジルの友好の証として、日本から「サンバ(工藤めぐみ)」、ブラジルから「和太鼓チーム(生(しょう))」なども参加しました。その他、リフティングパフォーマンス、コスプレイヤーなど今の日本文化も発信しました。

・主な演目

出演者

概要

江戸鳶木遣り(江戸消防記念会/東京都)
木遣りは複数の人員で仕事をする時、その力を一つにまとめるための掛け声、合図として唄われたもの。江戸鳶木遣りは東京都技芸として無形文化財に指定されている。
じゃんがら念仏踊り(磐城じゃんがら彩志会/福島県)
じゃんがら念仏踊りは、福島県いわき市を中心に分布・伝承する郷土芸能で、お盆期間に各地区の青年達が鉦、太鼓を打ち鳴らしながら新盆を迎えた家などを供養して回る。磐城じゃんがら彩志会は7団体の連合チーム。
鬼剣舞(鬼柳鬼剣舞/岩手県)
岩手県北上市周辺に伝わる郷土芸能。威嚇的な鬼のような面(実は仏)をつけ、太刀や扇を使い大地を踏みしめながら勇壮に踊る。お盆などで鎮魂供養を目的に踊られる。
サンバ(工藤めぐみ)
リオのカーニバルにsalgueiro(サルゲイロ)のパシスタとして出場した経験を持つ日本人サンバダンサー。
和太鼓(「生(しょう)」/ブラジル)
ブラジルで活躍する和太鼓奏者の木下節生氏が代表を務める和太鼓「生(しょう)」。日系ブラジル人で構成されたグループ。

 

■「TOHOKU & TOKYO in RIO」概要

・日程/会場

 2016(平成28)年8月18日(木)/Rio 2016 Live Sites

   13時00分~14時30分(Gathering Stage:プラサマウア)

   18時00分~19時30分(Trends Stage:プラサキンズ)

 2016(平成28)年8月19日(金)14時45分~16時10分/Tokyo 2020 JAPAN HOUSE

 

・入場料

 無料

 

2.イベントの様子 

 ・TOHOKU & TOKYO in RIO

ライブサイトステージ全景

ライブサイトステージ全景

 

江戸鳶木遣り

江戸鳶木遣り

  

じゃんがら念仏踊り

じゃんがら念仏踊り

  

鬼剣舞

鬼剣舞

 

和太鼓「生」

和太鼓「生」

  

球舞(リフティングパフォーマンス)

球舞(リフティングパフォーマンス)

 

サンバ

サンバ

 

フィナーレ

フィナーレ

 

・CULTURE & TOKYO in RIO

TURN

TURN

 

東京キャラバン

東京キャラバン

 

このページに関するお問い合わせ先

文化振興部  文化事業課 
電話番号:03-5000-7234